大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

1000年前の桜並木を復活

昨日、とてもロマンあふれるイベントの取材に行きました。



国東町の「弥生のムラ・安国寺集落遺跡公園」で開催されたのは、「桜吹雪く谷」(さくらふぶくたに)と題した、桜の植樹祭です。



主催は「夢咲き桜の会」。
市内から150人の協力者が集まり、弥生のムラの公園内や近くの田深川河川敷などに
河津桜(かわづざくら)の苗木、約150本を植えました。



その桜の苗木を寄贈したのは、
国東町出身で現在東京で大手広告制作会社会長をされている日野隆さん(写真左)

ふるさと国東を、元気のある街にしたいという夢を持っておられます。


はるか1000年以上も昔、国東町の田深川(たぶかがわ)流域一帯には無数の桜があり、
毎年春になると吹雪のように桜が舞っていたそうです。

そんなステキな桜並木を復活させたいという、日野さんの思いに賛同した市内の有志のメンバーがグループを結成し、
参加者を募って、植樹祭を実施することになりました。



河津桜は、3月上旬に濃いピンク色の花びらをつける桜です。
現在、静岡県河津町では、この桜を見に、全国からたくさんの観光客が訪れるそうです。


河津桜まつり情報局のHPより
http://www.kawazuzakura.net/html/sakuraevent.html



地元の小学校の「みどりの少年団」もがんばって植樹をしました。



この子どもたちが大人になる頃、国東は「桜吹雪く街」になっていることでしょう。
なんてロマンチックなプロジェクト



植樹の終了後、参加者を温めてくれたのは・・・


大なべで煮込んだ「ミネストローネ」(野菜スープ)と、
東北のリンゴと桜の葉をしのばせた「アップルパイ」(さくらパイ)。






これほどおいしいミネストローネとアップルパイは食べたことがありません。


おいしかった〜。