大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

大分の塔とひめゆりの塔

運営委員長の山本です。


カウントダウン企画2日目の今日は、沖縄での戦争について学ぶ南部戦跡巡りについてお伝えします。




研修3日目は丸一日沖縄での現地見学ですが、そのうち午前中は太平洋戦争の激戦区となった南部を巡ります。




最初に訪れるのは「大分の塔」です。


大戦中は大分県からもたくさんの兵士が沖縄を防衛するために海を渡りました。


ここはそんな大分県出身の戦死者を慰霊するために建てられた塔です。


塔に使われている大きな岩は、大分県の九重地方から運ばれたものです。


大分県少船の船ではほぼ毎年この場所を訪れ、慰霊祭を行います。






船内で折った千羽鶴を献納し、心を込めて「ふるさと」の歌を唄います。


ギラギラと照りつける太陽、耳をつく蝉の声、風に揺れるサトウキビ畑に囲まれ、この地で亡くなった多くの人々の無念の想いを感じて欲しいですね。




続いて訪れるのは、「ひめゆりの塔」です。ひめゆり学徒隊の悲劇を後世に伝える平和資料館を見学します。




写真奥のモニュメントが目立ちますが、ひめゆりの塔は手前に写っている小さな石塔です。戦争中に野戦病院として使われた「ガマ」と呼ばれるたて穴の洞窟のほとりに建っています。




資料館内で、ひめゆり学徒隊について語り部の方からお話を聞きます。
一昨年までは実際の学徒隊の方からお話を聞いていたのですが、みなさんご高齢で引退されたため、現在は後継者の方たちからお話を聞いています。






資料館内では数多くの展示物を通して、戦争当時の悲惨な歴史を肌で感じることができます。
毎年団員たちは熱心に写真や文章を見つめています。




戦後70年が過ぎても、沖縄には当時の記録がしっかり伝えられています。
平和の尊さを学ぶことは少船の大きな目的の一つです…。




次回は優美堂での昼食と国際通り見学です!お楽しみに☆






今日のカウントダウンフォトは、
ライトアップされたぱしふぃっくびいなすです。