大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

本研修を終えて

運営委員長の山本です。


下船からもう3日も経ちました。
みんな体調はどうですか?
まだ揺れてる人はいませんか?
私は、下船の翌日から職場に戻り、溜まった仕事の片付けに追われていました。
今日は本当に久しぶりの休日なので、ようやく荷物の片付けなどをしています。


私にとって初めて運営委員長として迎えた今回の本研修は、台風12号の影響で急遽目的地が沖縄から広島に変更になるという、いきなりの大試練に見舞われました。
私はスタッフに対し、「急拵えの計画なので、うまくいかないこともあるだろうが、団員の安全だけは絶対に守ろう」、「団員にとってはオンリーワンの体験なので、台風だから仕方がない、ではなく、最高の思い出を作ってあげよう」とお願いしました。
実際に現地では思った通りにいかないことの連続でしたが、スタッフ全員のがんばりのおかげで事故なく終えることができました。


初対面の小学生500人による集団生活ですから、中にはケンカや嫌がらせなどで辛い経験をした団員もいると思います。
人に傷付けられた経験、人を傷付けた経験を通じ、他人を思いやることのできる人間になるための「気付きの種」をたくさん持ち帰ったことでしょう。
5日間で急に変わることはできなくても、これからの生活の中で、心に播かれた種に水を与え続けることで、将来すばらしい大人に育ってほしいと願っています。


保護者の皆様、大事なお子様をこの研修に送り出していただき、ありがとうございました。
正直に申し上げると、全ての皆様のご期待に沿えたとは思っておりません。
我々スタッフも、年々少しずつ世代交代しながら、経験を積んでいます。
今回の反省点を次につなげるため、また一年間かけて準備をしていきますので、どうか「人が人を育てる場所」である大分県少年の船に対し、ご理解とご支援を下さいますよう心からお願いいたします。


平成27年8月1日


第36回大分県少年の船
運営委員長 山本達二