大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

少船の10年を振り返る(16)

私が運営委員長をしていた少年の船の思い出をふり返るシリーズも、だんだん最近になってきました。
今日は「第32回少年の船」です。
期日は、平成23(2011)年7月27日〜31日でした。

2011年といえば、4年前の3月11日、東北地方を巨大地震と巨大津波が襲った年です。
テレビから流れてきた映像により、みなさんも当時の様子を、はっきりと覚えていることでしょう。

私たちが乗船していた「ふじ丸」は、東北の港に停泊して、被災されたみなさんに食事や風呂を無償で提供しました。
その時の報道では、久々に満面の笑顔を見せた子どもたちの姿を紹介していました。

「ふじ丸、いいことしたね!」とその活躍を称賛していましたが、その2年後の6月、ふじ丸は現役を引退しました。
震災により収益が激減したことが原因だと、担当の方が残念そうに話してくれたのを思い出しました。



この年の少年の船には、大分県内で避難生活をしていた東北出身の小学校5・6年生が、無料招待されました。
大分県内に残っている人、生まれ故郷に戻って生活している人・・それぞれの道でしっかりと生きてほしいです。



テーマは「絆〜つなげよう未来へ〜」に決まりました。



5日間の本研修は、とても順調に進みました。
波は穏やかで、あんなに大きな被害をもたらした同じ海とは信じられません。



沖縄では、大分の子、沖縄の子、そして東北の子たちが交流を深めました。





昨年夏の「第35回少年の船」の班長として乗船した高校生は、この回に副班長として乗船していた人が多かったみたいだね。



私も、スタッフのみなさんのことを、しっかりと覚えています。



自分にとって大切な人が、何か困難にぶち当たったとき、手を差しのべて助けてあげられる人になりたいと思います。