大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

5日間の本研修を終えて

少年の船が終わり、早くも1週間がたとうとしています。
いまだに、あの雰囲気から逃れたくないと思う「少船病」にかかっている人は、多いはずです。

では、改めてみなさんへメッセージをかきますね。

小学生団員のみなさん、初めての少年の船はどうだったかな?
出発前と、5日間を過ごして帰ってきたときの自分自身は、どこか変わったかな?
同じ班のお友達や班長、副班長としばらくは会えないけど、ずっと友達を続けてほしいと思います。
きみたちをここまで本気で叱ってくれる先輩って、これまでの人生では経験がないと思います。
めざすは班長や副班長のような存在ですね。
そして、少年の船で体験したこと、学んだことを、これから家庭や学校で活かしてくださいね。







中学生の副班長さん、おつかれさま。
班長から頼りにされ、小学生からも頼りにされ、大きなプレッシャーを感じたことでしょう。
自分は何をすればいいのか、なかなかポジションがわかりにくかったかもしれません。
ただ、小学生よりも2〜3才先輩であることは、少船の班運営には、なくなてならない存在です。
ハンデを持ちながらも、いっしょう懸命に団体生活を送ろうとがんばる団員もいましたね。
少年の船は副班長だけでは語れません。次回は班長で戻ってくることを待ってるよ。







約20人の班員たちをまとめあげた高校生の班長さん。
毎日毎晩、休憩する時間もなく、動き続けてくれました。おつかれさまでした。
班員たちを何回叱ったか数えられないでしょう。
運営委員やリーダーから何度も注意され、ウザいなと思った瞬間もあったでしょう。
でも、5日間の研修を終え、みんなと別れ自分一人になったとき、
班員やスタッフたちがどんなに大きな存在だったかに気付いたんじゃないでしょうか?
少年の船の参加者のうちで、一番成長するのは高校生だと、私は思います。
1日目のヤングスタッフのつどいで発表した将来の夢。
少年の船の体験が影響することを、心の底で願っています。







スタッフのみなさん。
仕事や学校や家庭をもちながら、5日間(正式には6日間)もの長い期間、
少年の船に全身全霊を捧げてくれてありがとうございました。
それぞれの任務をしっかりと果たしてくれたおかげで、無事に本研修を終えることができました。
みなさんと一緒に少船を動かすことができて、本当にうれしかった。
けれども、反省点や課題もたくさん見えてきました。
より充実した少年の船、いつまでも続く少年の船にするために、これからも力を合わせて支えていきましょう。








家族のみなさま、お子様のいない5日間はいかがでしたか?
コメントにもありましたが、静かだったことでしょう。
そして、お子様がどんなにかけがえのない存在かを、再認識したのではないでしょうか?
「かわいい子には旅をさせよ」・・・このことわざは少年の船のためにあるようなもの。
子どものためだけじゃなく、子離れを迎える大人のための研修でもあるのです。

子どもたちは5日間、本当によくがんばりました。
でもずっと「いい子ちゃん」だったわけではありません。
一人一回は必ず注意されたはずだと思います。ケンカもあるし、暴れたり走り回ったり、物を壊したり・・・。
心当たりはありますよね、団員のみなさん?

子どもたちの性格、環境、少船に対する思いは十人十色。
なかには、嫌な思い出を抱えて下船した団員もあるでしょう。
私たちスタッフは、そんな思いをする団員が一人でも少なくなるように指導を続けてきました。
しかし、私たちの目が行き届かなかったところもありました。
辛抱強く何度も話し合いを続けた団員もいました。
発熱やけがをした団員には、、その時できる最良の対策を医療スタッフと運営委員会で協議しました。

下船するお子様の姿は、5日前よりもたくましく見えたかもしれません。
班のお別れ式の雰囲気は、6月29日の総合事前研修会とは、大きく変わっていたと思います。
少船の成果は、すぐには表れないかもしれませんが、ぜひ保護者の方が多くの機会を作ってあげてくださいね。

参加団員のみんなも、どんどんコメントをしてね。
仲良くなったお友達とも、ここでは会えるかもしれないよ!

それから、出港当日に参加をキャンセルせざるをえなかった2人の団員さん。
来年、新たな気持ちでもう一度応募してくれるのを待っています。

ではみなさん、「大分県少年の船」がずっとずっと続くように、これからも応援をよろしくお願いします。

長文になって、ごめんなさい。