大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

東北に行ってきました�A・・・「現地現状」

私が東北を訪れたのは、4月28日のほんの数時間でした。
だから、すべてを把握できているわけでは決してありません。
まずは、このことをご承知おきください。


それでは、自分の目に飛び込んできた光景を、写真と共に報告します。


まずは、宮城県気仙沼市
大分のお米を配ったところです。

写真は私が行く前日(4/27)の夕方、
大分県内の僧侶仲間がビデオ撮影した映像から静止画で切り取ったものです。
天気は雨でした。


港町が見える高台からの街並み。
ここをすさまじい勢いで津波が押し寄せた映像は、誰もが目にしたでしょう。


ドラゴンレール大船渡線の線路。もちろん鉄道は不通です。
駅の建物は流されてありません。


この辺りは震災直後の火災もあり、大変な被害を受けました。
処分できない車がいたる所に山積みされています。


津波で流された「第十八共徳丸」(330トン)がそのままの状態。


その近くには、冷たい雨に打たれているぬいぐるみが。
坊主のようにも見えます。


つづいて、気仙沼市から車で20分ほど北にある岩手県陸前高田市
ここは私もレンタカーで走りました。


何もありません。まだ水が引いていないのでしょうか・・・?


病院だと思います。こんなコンクリート建築のみが、形だけ残っています。


緑色のマークが目印の大型ショッピングセンター。


この周辺には大小さまざまな店舗や住宅があったはずです。


片づけは終わったようですが、このように多くのがれきが山積みにされています。
これはほんの一部にすぎません。


整備されているのは、生活道路と電柱だけのような。


幸せの黄色いハンカチが夕日に照らされていました。


「奇跡の一本松」も見ることができました。
以前はものすごい数の松林だったのです。


現地の方々は、
「まだまだ復興の“ふ”の字もない状況ですが、少しずつでも前に進まないと始まりません。」
「この現状を、多くの人に知っていただくだけでもありがたいです。」
「また東北へ来てください。」
と話していただきました。


私の見えないところで、みなさん復興を目指して努力されていると思います。
でもあまりにも被害が巨大すぎます。


ゴールデンウイークまっただ中。
昨年の今頃は、全国から多くのボランティアが東北へ入りました。
今年はどうなのでしょうか・・・?

何かできること、ないかな。