少船物語（第３話） - 大分県少年の船ブログ

昨日は、私のお寺で盆踊りがあったので、夜遅くまでにぎわっていました。

片付けや打ち上げで疲れましたので、少船物語はお休みして、猪ノ口リーダーに「号外」を書いていただきました。

さて、今日は少船物語の第３話。

いよいよ、出発の日について書きたいと思います。

７月３０日（木）、午前５：００

ふじ丸船内に、目覚ましのミュージック・・・ではなく、生活係の富山リーダーのおはようの

声が流れた。

それも、何の前ぶれ（例えば、

ピンポンパンポンなど）もなしに。

通常は、起床時刻の５分前から、リーダーが選んだＣＤが流れ、そのあと、「今日は、出港の日です。みんなでがんばりましょう。」なんていうアナウンスがあるのですが・・・・。

今年の少船では、パターンをチェンジしたのかな？　って思った。

まぁ、おかげで、一発で目が覚めたわ。

あとで富山リーダーに聞くと、ＣＤプレイヤーとつながっている放送機器のスイッチがＯＦＦだったそうです。

事前にしっかりチェックしておきましょうね

５：２０

班長・スタッフは、パシフィックホールに集合するんですが、例年、だいたい遅れ気味。

よし、今年もこの場面で、気合を入れないといかんなぁ

と思ってたら、見事

　全員集合。

すばらしい班長さんたちでした。

この時間、多くの団員さんたちは、大在港へ向けて車を走らせているところでしょう。

すでに、船の窓からは、少船の団服を着た副班長や団員たちが見えます。

急いで朝食を済ませ、港に降りていくと、さわやかな風。

この「出港の朝」っていう空気が、なんとも言えないんだけど、好き。

６：１５

まず、青い帽子をかぶった副班長さんたちがふじ丸に乗船し、受付を済ませました。

そして、班長・副班長たちは、自分達の健康観察票（黄色い紙）を保健係に提出し、港で班旗を持ってＡ隊形に並びました。

そこへ向けて、たくさんの団員たちが集まってきました。

班長さんが「おはよう」と笑顔で声をかけると、不安そうだった団員の顔も笑顔に変わりました。

にぎやかな港でしたが、ちょっぴり緊張感もただよっていましたね。

新型インフルエンザの感染拡大防止の対策マニュアルにしたがって、班ごとに健康観察票を回収し、担当の保健リーダーがチェック。

ふじ丸の乗船口には、サーモグラフィという、体温を検査するカメラも設置しておりました。

医師や看護師が最終的に判断し、保護者のみなさんにも確認作業にご協力をいただきました。

ありがとうございました。

７：４０

結団式が始まりました。

私の開式のことばのあと、県旗が名誉団長の広瀬知事さんから、１班の清水君に渡されました。

本来は、運営委員長の開会のことばの直後に打ち上げられるはずの花火が、なぜか、この時、タイミングよく打ち上がりました

まぁ、だまっていればわからなかったんだけどね。（少船のウラ情報でした

）

そして、広瀬知事さんのあいさつ。

今回は、参加できないのが残念そうでしたが、少年の船の経験を通して、大きな人間になってくださいと励ましのことばをいただきました。

後藤団長、来賓の竹中県議会議員のあいさつにつづき、

団員代表誓いのことばを、２２班・藤田さんが、「仲間との友情を深め、沖縄の自然を感じて、平和について考えたい。」と、宣誓してくれました。

６００人一人ひとりが、それぞれの目的を持って乗船する少年の船です。

みなさんの乗船前の目標は何でしたか？　
５日間で果たすことはできましたか？
目標に少しでも近づくことができましたか？

最後に、知事さん、後藤団長、ふじ丸の畠村（はたむら）船長さんに花束贈呈。

１４班・時松さん、７班・上野君、１１班・磯部君の３人が、「よろしくお願いします」と声をそろえて花束を渡しました。

８：０５

いよいよ乗船開始。