楽しくインターネット
今日、大分県子ども会育成会の研究協議会が別府市で開催されたので、参加してきました。
研修講座では、
「子どもたちを取り巻くネット犯罪」と題して、
大分県生活環境部 私学振興・青少年課の向さんが、
現在の青少年のインターネット事情や、トラブルについて説明をしてくれました。
そう、この向(むかい)さんというのは、少年の船の事務局さんであります。
その内容を、少しご紹介します。
みんなも、このブログをインターネットで見てくれているわけだから、参考にしてね。
インターネットの急激な発展・普及につれて、ネットにおけるトラブル。犯罪・被害も年々増加し、その内容も複雑になってきました。
私たちが気をつけないといけないものの一つに、メールがあります。
パソコンや携帯電話に、突然、知らない相手からのメールが来ることがあります。
このメールを開いたり、返信したり、リンクのアドレスをクリックしたりすると、
ウィルスに感染して使えなくなったり、
架空(かくう)請求や詐欺(さぎ)などに巻きこまれ、被害者になることがあります。
知らない相手やあやしいメールは、危険です。
絶対に開いたり、リンク先のアドレスをクリックしたりしないようにしましょう。
次は、青少年が被害にあいやすい、出会い系サイトの利用トラブルです。
こんな掲示板のメッセージやメールは、出会い系サイトの確率が高く、
相手をさそい出すためなら、どんな手段でも使ってきます。
自分の身を守るためにも、こんなメールのやり取りはせず、
親にちゃんと相談しましょう。
そして、ぜったいに会ったりしないように。
そして、ネットの世界は広いもの。
自分だけの問題ではないことを理解して、掲示板やブログ、プロフィールサイトの利用は、相手がいることをちゃんと意識しましょう。
相手をひぼう・中傷(ちゅうしょう)する内容、いわゆる悪口やいやがらせ、ウソなどの書き込みは禁止です。
誰かが傷つきます。たとえ名前を出さなくても、多くの人が見れば、特定される場合もあります。
掲示板やメールを送るときには、相手や読む人の気持ちになって、何度も読み返して送るといいですね。
それと、今、大きな問題になっている個人情報の流出と悪用の危険性です。
自分の情報はもちろん、他人の情報も書き込んではいけません。
それは、パソコン画面を見ているたくさんの知らない人がいるからです。
団員のみなさんは、社会経験がまだまだですので、インターネットの利用に関して、
いろいろわからないことや、判断にまようことがたくさんあるはずです。
大きなトラブルにならないように、次のことを守りながら、楽しくインターネットを利用してくださいね。
みんなが守る 安全・安心7か条
1.命、自分、相手を大切に。
2.姿は見えなくても相手(人)がいることを意識する。
3.大切なことは、メールや電話だけですませない。
4.使いすぎ、熱中による夜更かしはしない。
5.出会い系サイトは絶対に利用しない。
6.ID・パスワード、個人情報などはしっかり守る。
7.メールはすぐに返信しなくてもよいもの。返信が遅くてもイライラしない。
保護者の方は、お子様が、ネットを安全に使えるよう、
環境設定や使用制限、使用料や内容の確認、日頃からの相談体制を整えてくださいね。
また、こちらでも相談を受け付けています。
※この内容は、説明者である向さんの許可を得て、パソコン映像と
配布資料「みんなで楽しくインターネット」(大分県/県教育委員会/県青少年育成県民会議/地域コンソーシアム/大分県警察 作成)
を参考に記述しました。