大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

閉校した校庭

僕が通った小学校は、今年の3月で130年の歴史に幕を閉じたため、校舎や校庭がそのままの状態で残っています。

さびしいことに、だれも使うことがないので、草がぼうぼうと茂っています。

そこで、この小学校区の住民や、保護者のみなさんが話し合って、この地区にもういちど花を咲かせようということになりました。

まずは、草取り。



7月の最後の日曜日と、9月の最初の日曜日の早朝に、地区の有志の方やPTA・小学生も参加して、校庭の草取り作業。



汗をかきながらでしたが、とてもきれいになって、すがすがしい気持ちになりました。


そして、9月13日(土)。

この日は、地区民総出の行事が実行されました。



午後から、軽スポーツ大会と題して、ミニバレーとグラウンドゴルフの交流試合。

夕方は、地区対抗の玉入れ大会。
参加人数の制限を決めず、だれでも自由に参加できるようにしました。




夜7時からは、盆踊り大会が始まりました。
これが、今回のメイン行事です。



昨年の今頃、小学校最後の一年なので、思い出に残る行事として実施したのですが、今回は、閉校してもずっとこの校庭で踊り続け、地区を盛り上げていこうという気持ちで開催を決めたそうです。



今は統合された新しい小学校に通っている子どもたちや卒業生、地域のみなさんたち約400人が参加して、学び舎を見つめながら、盆踊りを楽しみました。



スポーツ少年団の保護者会のみなさんも、ポテトやカキ氷、ビールなどのお店を出してくれました。


残念なことですが、学校の統廃合はどんどん進んでいます。

小学校がなくなると、子どもの声が聞こえなくなってしまいます。

それまで、小学校が唯一の地域の拠点だっただけに、活気がなくなり、地区民の結びつきが急にうすれていくような気がします。
運動会などは地区民全員が参加していましたが、子どもからお年寄りまでみんなが一斉に集まることがなくなってしまいます。


今回の行事は、みんなが地域を考える、よいきっかけづくりになったと思います。