大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

運営委員長ご結婚!

第36回少年の船(本年7月)の運営委員長を務めた山本さんが、11月28日にご結婚されました。
山本さんは臼杵市役所に勤務しており、お嫁さんも臼杵市役所の後輩だそうです。



わたし、元運営委員長の中野もご招待をいただき、スタッフの仲間数人と山本さんをお祝いしました。


(近くの席のみなさんで記念写真。少船スタッフ&職場の同僚)

新郎・新婦のお二人とも輝いており、とても幸せそうです。
少年の船と同じく、たくさんの仲間に信頼を受けているお二人です。



実は、山本さんからのご依頼で、友人スピーチをさせていただきました。
職場やお嫁さんの前では見せることがない、少船スタッフとしての山本さんの勇姿をご紹介し、
最後に会場の皆さんと一緒に、「みんな元気!」をしました。



以下、スピーチの原稿です。
ヒマがあったらご覧ください。

達二さん、可乃さん、ご結婚おめでとう。
ご両家のご家族、ご親族のみなさま、本日はまことにおめでとうございます。
私は、大分県少年の船を通じて、新郎、達二さんとご縁をいただいております、中野浄昭と申します。国東市役所観光課で働いており、実家はお寺、現在副住職も兼ねて修行の毎日でございます。本日は、極楽浄土のような華やかな世界にお招きいただき、ありがとうございます。私からは、達二さんが職場や地域、そして新婦、可乃さんの前では見せることがない、大分県少年の船での勇姿をご紹介させていただきます!
少年の船は、大分県などが主催する事業です。毎年夏、大型客船をチャーターし、県内の小学生およそ500人が4泊5日の沖縄への船旅を通じて、友情、協力、平和の尊さを学ぶ研修です。これまでたくさんの子どもたちが、笑いと汗と涙いっぱい、感動の体験をしました。そんな少年の船を支えるのが、私たちボランティアスタッフです。
達二さんは今から9年前、2006年に初めてスタッフとして第27回大分県少年の船に参加しました。4泊5日の研修の運営サポートをしながら、約40人の子どもたちのお世話をする、班付リーダーと言う役職でした。豪華客船ふじ丸のステージで、ゲームや歌、ダンスなどを指導するレクリーダーもしました。それまでたぶん、子どもたちと触れ合う機会のなかった達二さんが、500人以上の子どもたちの前で、少年の船のかけごえである「みんな元気!」をするんです。ステージに上がり、さらに高い目線からの「みんな元気」は、子どもたちには、「あこがれのお兄さん」的な存在、もしくは、環境に慣れていない小規模小学校の子どもからは、ドキドキ不安や緊張をさらに増幅させる恐怖の大男という存在だったことでしょう。
翌年2007年の第28回少年の船で、私は「運営委員長」という大役を仰せつかり、昨年、第35回までの8年間、達二さんと夏を過ごしました。達二さんは、生活係の運営委員として、4泊5日の間、ほとんど休む時間、睡眠の時間も惜しんで、少年の船が安心・安全に進むように、がんばってくれました。子どもやスタッフに対して気になる行動があったとしても、頭ごなしに叱る、怒るのではなく、今、何をしなければいけないのか、なぜそうしなければならないのかを、ちゃんと説明し、そして考えさせる。その指導方法には、私たちスタッフはもちろん、高校生の班長、中学生の副班長からも、絶大な信頼を受けていました。
そんな達二さんは、スタッフを卒業した私のあとを受け継いでくれ、今年7月に実施された第36回少年の船で運営委員長を務めました。4月から、スタッフ集め、運営委員会や事前研修会の計画、運営を進め、沖縄を目指しました。
ところが、本番数日前に発生した台風のせいで、主催者の大分県は沖縄行きを断念。広島や種子島などを巡る安全コースに変更をしました。運営委員長の達二さんは、コース変更という大きなハードルにぶち当たりました。それでも、仲間のスタッフを信じ、乗船した子どもたちにステキな思い出を与えるために、さまざまな困難と闘い、5日後無事に大分に帰って来ました。
大在公共埠頭で行われた解散式で、達成感に満ち溢れた笑顔で「みんな元気!」を叫んだ山本運営委員長が、この写真です!



これからも大分県少年の船は、大分の子どもたちのため、未来の大分県のために、航海を続けることでしょう。新婦の可乃さん、達二さんは少年の船になくてはならない存在です。さびしいこともあるかもしれませんが、すてきな笑顔で送り出し、そして疲れをふきとばす笑顔で、出迎えてくださいね。その代わり、達二さん、陸上にいる時は、これまで以上に可乃さんを愛してあげてくださいね。
お互いを認め合うこと、支え合うこと、励まし合うことが、夫婦円満のポイントだと、どこかのお坊さんが言っていました。
では、会場のみなさま、ご協力お願いします。お二人の新たな船出を祝し、いつまでも元気でいられることを祈念して、少年の船のかけごえである「みんな元気!」を言いたいと思います。私が「みんな元気?」と呼び掛けますので、みなさん右手を前に突き出しながら、「元気!」と大きな声でご唱和ください。達二さん、可乃さんも自分たちの幸せのためにやるんですよ!
みんな、元気? 
みんな、ハッピー?
本日は、まことにおめでとうございます。






山本さんも、少船に理解ある奥さんや職場のみなさんのおかげで、来年以降もがんばってくれると思います。



ブログをご覧のみなさんも、山本運営委員長にお祝いのメッセージをお願いしますね!
アルゼンチンへの新婚旅行から帰ったら、じっくり見てくれると思います。