大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

少船の10年を振り返る(6)

「第27回大分県少年の船」をふり返ってみましょう。
日程は、平成18年7月25日〜29日。ふじ丸に乗って、4泊5日の沖縄の旅でした。
私は、レク係と副運営委員長を任命されました。当時の運営委員長が、引退を考えていたのでしょう。
運営委員長の後姿を見ながら、5日間を過ごしたような気がします。



ここでは、保健係運営委員だった方のレポートをお伝えしたいと思います。
保健室からの目線で、やさしく書いてくれています。



1日目
出港の朝、乗船前から腹痛や気分不良を訴える子が数名いた。
親元を離れ、知らない人たちの中で過ごす5日間が始まる。
期待よりも不安な気持ちが大きいのだろう。
早く班のみんなと仲良くなり、慣れてほしい。
この日、台風の影響で少し波が高かったため、船酔いする子が多く、150人が保健室を利用した。
あわただしい中でも、班長や副班長、具合の悪い班員に付き添い、気づかう姿がうれしかった。

2日目
沖縄に入港し停泊すると、船酔いの子がいなくなり、代わりに腹痛や頭痛をうったえる子が増えた。
慣れない集団生活による便秘と寝不足が原因かな?
精神的苦痛が身体的症状として表れる、デリケートな子どもたち。

3日目
沖縄で丸々過ごす一日。
熱中症やけがを心配したが、救護車の利用がほとんどなく安心した。
子どもたちの笑顔がうれしい。
やっぱり元気が一番!

4日目
1地番楽しみにしていた海水浴。
美しい沖縄の海に興奮。
船内ではファイナルディナー&パーティーで感動と号泣。
この日の保健室利用は、鼻血処理が一番多かった。

5日目
最終日。
船酔いはほとんどなし。
健康カードの酔い止めのチェック欄に○印がしっかりとついてある。
備えあれば憂いなし。
班長、声かけをありがとう。
下船の時間が近づいたころ、保健室へあいさつをしに来た子。
「お世話になりました。ありがとう」
こちらこそ、ありがとう。素直な心と少しずつ成長していく姿を見せてくれて。

この保健運営委員さんは、今、私の高校時代からの同級生の奥さんになっています(*^_^*)


では、第27回少年の船の記憶を少々。



7月上旬の総合事前研修は、県立総合体育館を使っていました。
広い体育館でしたが、高校野球開会式の日程と重なるため、河川敷の臨時駐車場から歩かなければなりませんでした。



1日目の夜に開催されている「ヤングスタッフのつどい」。
高校生の班長が、知事と将来の大分県について語るプログラムですが、
この回は、中学生の副班長も参加し、発言はしなかったものの、班長の意見を真剣に聞きました。
知事と一緒に撮影したのも、記念だね。



2日目の夕方、沖縄交流会が終わった後の空き時間を利用して、団員たちを下船させ沖縄の空気を吸ってもらいました。
その後、「写真撮ろう」という話になり、ふじ丸の前で初めての集合写真を撮ったのであります。
次年度からは、集合写真はマニュアルにしっかりと計画されました。


今回は、ここまで。
続きはまた明日。