大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

プレイバック少船(34・最終回)

第34回大分県少年の船(2013年7月26日~30日)をブログで振り返る「プレイバック少船」も、とうとう最終回を迎えました。
魅力が満載の少船が、これからもずっと受け継がれるように、心を込めて書きたいと思います。

5日目/7月30日

沖縄・種子島を巡る4泊5日の船旅を終えた620人の団員が、大在公共埠頭で解散の時を迎えた。



班ごとにお別れセレモニーが行われている。
班長の目には涙。もちろん、副班長も班員の目にも光るものがあった。



潮風にのって、「ともだちになるために」のテーマソングも聞こえてきた。



班員たちは、お互いの努力をたたえ、再会を約束して、帽子を空高く投げ上げた。
いつから始まったんだろう? 帽子投げの儀式。





初日の出発式のときとは、見違えるようなたくましい顔になっている。
5日間でここまで変わるものなのかと、改めて少年の船は、人を育てるものだなと実感した。
そんな姿を、5日間厳しく指導してきた生活係の運営委員の2人が、笑顔で見つめていた。



お別れ式が終わり、班員たちは家族と共に家路に向かう。
残った班長達は、お互いに寄せ書きを、こんなほのぼのした姿で書き合った。



同じ苦しみや喜びを味わったみんな、涙がこぼれたその顔は達成感に満ち溢れています。
出発前、「この班長たちで大丈夫かな?」と正直心配していたが、班長たちも5日間でみるみる成長していった。


5日間の主役は、この28人の班長たちだったのかもしれない。



そして、われわれスタッフも任務終了のときを迎えた。
船からすべての荷物を降ろすと、「運営委員長、あれをしましょう!!」との声がかかった。



初めての船、大きく変貌を遂げたスケジュール。団員も増加した。心配だらけで本番に臨んでいた。

そんな中でも、このスタッフたちのおかげで、なんとか5日間を終えることができた。
私たちは、第34回大分県少年の船の成功を祝して、帽子を投げた。


帽子を投げることができた。



やがて、ぱしふぃっくびいなすが大在港を離れていった。
来年の再会を約束して、私たちは船に向かって「みんな元気!!」と叫んだ。
ぱしふぃっくびいなすは、「ブォーー!」っと大きな汽笛で応えてくれた。

夏がおわった。



第34回大分県少年の船「プレイバック少船」



このブログを見てくださったみなさんへ

季節は真夏から真冬に移りました。

少船ブログに長いお付き合いをいただき、ありがとうございました。
たくさんのコメントもいただき、更新の支えになりました。

来年は、第35回目になります。
人は「35回の節目」と言いますが、まだまだ途中です。

できれば、スタッフたちには引き続き、力を貸して欲しいと思います。
そして私にとっては、そろそろ後継者のことも考えなければならない時期が来たようにも思います。

班長、副班長、小学生のみなさん、
近い将来、少年の船に乗って、大分県を盛り上げましょう。
スタッフ一同、期待して待っていますよ。

少船ブログは、これからも続きます。これからもよろしくお願いします。

それではみなさま、よい新年をお迎えください。