大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

プレイバック少船(17)

明日の十五夜を控え、待宵月(まつよいづき)が輝いています。



3日目/7月28日

糸満市の米須の丘には、全国いくつかの都道県の慰霊碑が存在する。
「大分の塔」は少年の船一行が第1回から必ず訪れている場所だ。
今年もお参りに来たよ。



私たちは、A・Bグループごとに「慰霊祭」を催した。
団員代表が花束、線香、そして船内で折った千羽鶴を供え、黙とうを行った。




1945年8月15日に終結した太平洋戦争。
日本で唯一の地上戦が行われ、10万人もの尊い命が失われた。
実感がわかない子どもたちかもしれないが、ここに来たことで、何かを感じたのではないか。




平和の祈りを込めて歌った「ふるさと」。セミの声にかき消されそうになった。
でも、ここに眠る大分県関係者979名の御霊に、現在を生きる大分の子ども達の思いが届いたことだろう。




ご先祖様にも会えました。




およそ70年前の人たちも、この月を眺めて、ふるさとをなつかしく思ったのかもしれません。
現代も、過去も、そして未来も、この月の明るさや美しさは変わらないのでしょうね。