大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

国東鉄道遺構見学ツアー

大分県少年の船の運営委員長をさせていただいている私は、国東市ケーブルテレビセンターのスタッフをしています。
このブログは、少年の船に関する情報をお知らせしていますが、ときどき「脱線」して、仕事やプライベートの日記を書いてます。
少年の船関係者のみなさま、ご了承ください。


今日は朝からケーブルテレビの取材でカメラを回していました。

現在、国東市歴史体験学習館「弥生のムラ」で開催中の、『国東鉄道ものがたり』という展覧会の特別企画・・・
『国東鉄道遺構見学会バスツアー』に密着しました。




パンフレット


国東市民を中心に57名が2台のバスに乗って、「国東駅」から「武蔵駅」を抜けて「安岐駅」、そして「杵築駅」まで巡りました。




国東鉄道は、現在のJR杵築駅を起点に、杵築市中心部・大内・守江・奈多から安岐町に入り、国東駅まで走っていた私鉄列車です。
昭和41(1966)年に廃止になったので、もう45年も前のことです。
さすがに当時の面影を感じさせるような駅舎や建物(遺構)はほとんど残っていませんでした。


国東駅跡ではレールを再利用して柵にしていました


杵築市大内では、レールの上に生活道路を作っていました

でも、今回参加された多くの人たちの頭の中には、当時の記憶がよみがえってきたことでしょう。


国東鉄道が廃線されてしまったのは、昭和36年に起きた集中豪雨の影響で、川に架かっていた鉄橋が流されてしまったから。


この大水害で安岐川沿いの住民24人が犠牲となりました。今日は安岐町下原にある慰霊碑に花をお供えしました。

唯一の現存する駅舎は、JR杵築駅です。

国東鉄道は4・5番ホームから出ていましたが、現在は3番ホームまでしかありません。
この切れたレールが国東線だったのでしょうか?


国東鉄道として走っていたディーゼル車の一つは、耶馬溪鉄道として第二の人生を送っていましたが、
耶馬渓鉄道も廃止されたため、現在は中津市中津駅近くのホテル&レストラン「汽車ポッポ」に展示され、第三の人生を送っています。



展示されているというより、施設の一部になっています。

全コースにわたり、鉄道友の会九州支部会員の田口さん(武蔵町出身・大分市在住)がわかりやすく説明をしていただきました。

国東鉄道バスツアーの模様は、6月上旬に国東市ケーブルテレビでたっぷりご紹介します。


なお、夕方のOABニュースで報道されていました。


OABのディレクターさんによると、後日改めて特集で放送する予定だそうです。


「国東鉄道ものがたり」展は、国東市歴史体験学習館「弥生のムラ」で、7月18日まで開催中です。

国東市ホームページ
http://web.city.kunisaki.oita.jp/bunkazaika/railway.jsp
〒873−0504
 大分県国東市国東町安国寺1639−2
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