大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

「キラキラの思い出」(12)

のんびりな一日。
何もしないことが、リフレッシュになるか、それともストレスになるか・・・。

みなさんはどっちですか


さて、プレイバック少船「キラキラの思い出」は、2日目に突入します。やっとね


2日目・7月28日

ふじ丸での初めての船内泊。よく眠れたでしょうか?
前日は朝早くから大在にやってきたので、寝不足の子も多かったはず。
ほどよい揺れもあって、なかなかの寝心地だったんじゃないかな。



2日目の朝は6:30起床。鹿児島県の南、奄美大島を横切っています。
朝の音楽とともに、班長たちが班員の部屋を回って、子どもたちをたたき起こし?ます。

いつもは親がしてくれる布団たたみや着替えも、もちろん自分で行います。
ゆっくりくつろぐ時間なんて、5日間では存在しません。



この日の朝は、天候の影響もあって、少し波が高い状況でした。
長い廊下を歩くとき、左右に振られながら進む団員もたくさんいました。

そして、朝から保健室、そして保健室の廊下は、こんな感じ。
初めて経験する船酔いです。





私たち少船スタッフは、せっかく抽選に当たって、お金を出して参加した子どもたちに、できるかぎり研修プログラムに参加して欲しいという思いを持っています。
だから、「少々気分が悪い」と子ども自身が訴えても、時にはきびしく追い返すこともありました。
そして、仲間たちと5日間の貴重な体験をしてもらうのです。

病院とは違います。

実は、この保健室。
毎日、のべ100人以上がやってくるのです。

保健係スタッフだけでは手に負えないときもあります。
本当に診察や看病が必要な子どもを最優先して対応しています。



今回の少船で課題となったのが、この保健係の業務についてです。

保健係は、支援の必要な団員のサポートや、アレルギーや持病のある団員の対応、保健室を利用する団員の診察や投薬、全ての団員の健康管理の指導、ふじ丸スタッフとの連絡調整など、多岐に渡ります。

また、準備や対策として、参加する団員が通う学校や保護者への事前調査も、ボランティアスタッフが仕事の休みを使って取り組んでいます。



近年、子どもたちの生活環境や健康状態の変化により、これまでの人数では対応しきれない状況になってきました。

次回からは、この保健係の業務を、�@健康指導と�A医療業務に完全に分離して、別々の係として実施できるように改革していこうと思っています。もちろん、連携はしっかり取りながら。




午前7:00.
団員たちは朝食の前に、パシフィックホールに集合しています。

おとなしく見えるのは、生活係の指導のおかげもありますが、船酔いをじっとがまんしている姿でもあります。