大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

先輩の体験談(1)

私たち運営委員やリーダーは社会人ですので、少年の船の研修期間中は、事前の研修会を含め、仕事を休んで参加しています。

また、少年の船のスタッフとして協力したくても、仕事や家庭の都合で参加できない方々もいます。

毎年、スタッフの選定や依頼には、けっこうな時間と労力を使っているのが現状です。

交通費はいただけるのですが、参加については、リーダーさんも含め、ボランティアでやっています。

今回、運営委員やリーダーさんになってくれたみなさんには、本当に感謝しています。

それと、当然、職場のみなさんや家族には一週間近くも不在で迷惑や心配をかけております。
私の“今の”職場は、とっても気持ちよく追い出して・・いえ、送り出してくれています。感謝しています。

昨日は、私が第5回少年の船に乗船したとブログしましたが、職場の先輩は私より2歳年上で、第2回少年の船に小学校5年生のときに参加したそうです。
そのときの思い出話を語ってくれました。

さんふらわぁ・セブンよりも、もっと小さな船のようで、初日からものすごい揺れを感じていたそうです。

1日目の夕方、船の中で全員が集まろうとしているときに、事件は起きました。
田舎の小学校から参加した先輩は、見たこともない大勢の子どもたちに囲まれて、とてもドキドキしていました。
他人に迷惑をかけてはならない! と幼心に誓っていたものの、緊張と不安とが入り混じって、彼の酔いはピークに達しました。
そして、手で抑える間もなく、前に並んでいる同じ班の子の後頭部に、一気にリバースしてしまいました

お昼に食べた、クリームシチューが全部出たそうです。

それから、彼は体調を崩し、看護師さんに添い寝してもらい、翌日、沖縄に着いたと同時に、病院におくられ、その日のうちに一人飛行機で大分へ強制送還されたそうです。おみやげのパイナップルを持たされて。

これが先輩の少年の船体験談です。



最近は、ふじ丸になって、揺れないような装置がついておりますが、やはり初めての経験で、精神的に気分が落ちる子どもさんはけっこういらっしゃいます。
でも、沖縄に着けばすっかり元気になり、帰りの船では、保健室を利用する子どもさんなんて、本当に数えるくらいに激減します。

台風が来ないことを祈るだけです