大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

少年の船の避難訓練

昨日、中国の長江で、旅客船が沈没するという事故が起きました。
多くの乗客が船内に閉じ込められており、救助が難航しているそうです。
一刻も早く、一人でも多くの方が救助されることを願うばかりです。

これから少年の船に乗船しようと思っている人には、多少なりとも心配事ができてしまいましたね。

大分県少年の船の本研修では、1日目に大分を出港してすぐに、全員参加の避難訓練を行います。
まず船内のホールに集合し、乗組員の方から緊急時の行動や、救命胴衣の付け方などの説明を受けます。



そして、一度自分の部屋に戻ります。
まもなく、非常ベルや汽笛が、決められた回数鳴り響きます。避難訓練の開始です。
団員たちは、部屋のロッカーに備えられている救命胴衣を着用し、廊下を通ってデッキに出ます。
出口では、乗組員の方々が立っていて、誘導してくれます。




部屋ごとに集合する場所が決まっており(救命胴衣に番号が書かれています)、
ここで、乗組員の方から一人ずつ点呼を受け、全員集合したことが、船長に伝えられます。



乗組員が、避難の方法を説明します。
もしもの際は、デッキの上にある救命艇が降ろされ、これに乗船して避難します。
この船には、数日分の水や食料なども備わっていると聞きました。



ぱしふぃっくびいなすのクルーのみなさんの指示をしっかり聞けば、安心だと思います。




なお、緊急時に関わらず、船では予期せぬケガや、不注意による事故が起こるかもしれません。
航行中の船から海に落ちたら、まず助かりません。
大型船はブレーキをかけて止まるまで、数キロ進むそうです。



少年の船スタッフは、団員たちが自分勝手な行動をとらないように、学校や家庭以上に厳しい指導をします。
参加が決定した団員、家族のみなさんは、出発までの間、家庭でしっかりとしつけをお願いします。

白い俵型の物体が、救命いかだです。