大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

少船の10年を振り返る(5)

第26回少年の船(平成17年)をふり返っております。

3日目、船内では班のまとまりがだんだん強くなってきているようです。
この日はいよいよ沖縄上陸。
まずは、15台のバスに乗って沖縄戦で亡くなった大分県の人達の御霊をまつる「大分の塔」での慰霊祭です。
前日みんなで折った千羽鶴をお供えしました。
その後、ひめゆりの塔・平和祈念資料館を見学、国際通り自由散策でショッピングを楽しみました。
やっぱり沖縄は暑い。でも子ども達は元気ハツラツです。



さて、沖縄に来たもうひとつの目的は、沖縄の子ども達との交流会です。日程が変更されました。
今回は、沖縄県の子ども会やガール・ボーイスカウトなどから80名の青少年が参加し、短い時間でしたが船内でレクや名刺交換、カチャーシーを踊って交流を深めました。
この交流会が一番楽しかったという団員もたくさんいました。
明日はもう沖縄最後の日、海水浴があるので、夜の会議では班長もスタッフも安全第一のための確認作業に力が入ります。

4日目、朝からまぶしい太陽。待ちに待った「海水浴」です。
エメラルドグリーンに輝く「あざまサンサンビーチ」は、まさしく南の海って感じで、みんなおおはしゃぎ。
あっという間に時間が過ぎていきます。
海上監視係の班付リーダー達も沖縄の海に入れて嬉しそうでした。
私は陸上監視係だったので、海には入れませんでした。残念でしたがおぼれる子がいなくて良かったです。



沖縄ステイはこれで終わり。
最後の班が乗船した直後に、ふじ丸は汽笛を鳴らして那覇港を出港、一路大分へ舵を切りました。

船内では、少年の船の思い出を俳句にする「思い出五七五」や各班オリジナルの活動に取り組む「グループセミナー」など、班長を中心に研修プログラムが続きます。

最後のディナーは、立食形式でのバイキング料理を味わいます。
数々のメニューにみんなはガッツガッツ食いました。ふじ丸の食事は本当においしいです。感謝感激です。

夕日が海に沈む頃、「ファイナルパーティー」が始まりました。
心に残る思い出を作るため、レク係リーダーが中心となって企画したレクタイムです。
「みんなぁ、元気!」「ゲンキー!」のかけ声でスタートしたパーティーは、「マツケンサンバ�U」を踊ったとき、ボルテージは最高潮!
フィナーレでは各班の班長がステージに上がり挨拶、全員でペンライトを振りながらテーマソング「ともだちになるために」を合唱。
明日はもうお別れしなければならないと思うと、誰もが涙を流さずにはいられません。
私にとっては、初めての運営委員でしたので、無事に終了できて感動の瞬間でした。



とうとう5日目、最終日です。
船は宮崎沖の豊後水道を順調に大分へ向かっています。
部屋では参加者全員が5日間を振り返って思い出の作文や寄せ書きにペンを走らせています。

最後は「思い出ラストレクリエーション」。
全員でレク、ソング、ダンスではじけ、解団式を迎えます。
一日一日は長かったけど、あっという間の5日間でした。
もっと船に居たいという子がほとんど。

午後5時30分、ふじ丸は無事に大分大在埠頭に着きました。
子ども達はたくさんのお土産と思い出を抱えて、保護者のもとへ帰っていきました。