大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

少船プレイバック「33の笑顔」(33・最終回)

雪の舞う、大晦日を迎えました。国東市の北部は銀世界のようです。
寒い年越しになりそうですね。みなさんのところはいかがですか?



それでは「第33回大分県少年の船」(平成24年7月27日〜31日)をふり返る
『33(さんさん)の笑顔』のラストーンを15分拡大版で更新します。

5日目/7月31日

午後5時、ふじ丸が大在公共ふ頭に着岸した。



たくさんの家族が出迎える中、団旗を先頭に600人が30分かけて下船した。



小さな体に、大きな土産物と勇気を抱えて。





出発前の顔つきとはあきらかに違って、たくましい笑顔になっていた。





解団式で団員代表のあいさつをつとめてくれたのは、19班の井手君と2班の永尾さん。





5日間の感動を、たくさんの人たちに伝えたい!っていう思いがあふれたあいさつだった。

そして、とうとう、お別れのときが来た。



班ごとに班長が、副班長が、そして班員たちが最後の言葉を交わす。



「ともだちになるために」の歌声が、潮風にのって聞こえてきた。



お互いの努力をたたえ、再会を誓って投げた帽子が、夕空に吸い込まれた。



600人の団員たちは本当によくがんばった。おつかれさま。



そんな別れのシーンをあたたかく見つめていたふじ丸が、5日間の役目を終えて出港する。



船長さんをはじめ、ふじ丸のクルーのみなさん、今年の夏も大変お世話になりました。



感謝の気持ちを込めて手を振ると、「ブォ〜〜〜!」っと低い汽笛で答えてくれた。



それがなんだか、切なく聞こえた。



第33回少年の船の夏が終わると同時に、ふじ丸も現役最後の「大分県少年の船」だったのだ。



おつかれさま、ふじ丸。私たちは忘れません。
長い間、ありがとう。



「33の笑顔」 完




このブログを見てくださったみなさんへ、
長いお付き合いをいただき、ありがとうございました。
たくさんのコメントもいただき、更新の支えになりました。

ふじ丸は来年の少年の船を開催を待たずに、引退すると聞いています。
しかし、「大分県少年の船」は、続くはずです。

私は、来年も乗船したいと思っています。
そして、何人かのスタッフとは、また同じ夏を過ごすことになるでしょう。
できれば、スタッフたちには引き続き、力を貸して欲しいと思います。

そして、班長、副班長、小学生のみなさん、
近い将来、一緒に少年の船に乗って、大分県を盛り上げましょう。

待っていますよ。


少船ブログは、これからも続きます。
みなさま、よい新年をお迎えください。