大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

少船プレイバック「33の笑顔」(5)

寺キャンプが終わり、いつもの静かな生活に戻りました。
高校生はもう2学期がスタートしていますね、中学生・小学生もあと一週間で夏休みが終わりますね。
みなさん、準備はいいですか??


さて、少船プレイバック「感動のファイナルパーティー」第2部の更新です。
おまたせ。


4日目/7月30日


パシフィックホールに、映画「ウォーターボーイズ」の音楽が流れた。
600人の手拍子がそろうと、班長の名前が呼ばれた。



班員たちは、ステージに向かう班長に向けて、「班長班長!!」、「班長ダイスキ〜〜!!」「班長サイコー〜〜!!」と声をかけた。



28人の班長がステージ上がると、代表の2人がメッセージを語り始めた。
重い責任を背負って悩みながらも、班員の前では笑顔でがんばりぬいた班長たち。



でも、この舞台の上では、涙を見せてしまった。
班長が言葉をつまらせると、会場からは、「がんばれー!!」のエールが飛んできた。



やがてホールの明かりが消え、少年の船テーマソング「ともだちになるために」のバラードバージョンが流れると、
班長たちがペンライトを振り始めた。



それに応え、班員や副班長たちもペンライトを強く振り返した。
ふじ丸には、600本のペンライトが用意されているのだ。



今までやさしくお世話をしてくれた班長とお別れしなければならないと思うと、涙が止まらない。



「ともだちになるために」の2回目は、自分の班に戻った班長を囲んで輪ができた。



班員たちはしっかりと肩を組んで、友情のあかしを確かめた。



お別れがつらくて、立ち上がれない班員も。



ファイナルパーティーが終わり、解散の時になっても、ホールは泣き声が響いていた。



パーティーはわずか1時間。大声出して、笑って、飛んで、そして涙して。



こんなに泣いたのは生まれて初めてだった。
こんなに別れがつらいと思ったのは生まれて初めてだった。



全員が退場した後、ファイナルパーティーを進行したレク係たちの目にも、歓喜の粒がにじんでいた。




ファイナルパーティーのプレイバックはこれで終わりです。
いつまでもみんなの記憶に残ってくれるとうれしいです。