大分県少年の船ブログ

「大分県少年の船の会」が開設する少船情報ブログです。 「第44回大分県少年の翼」開催決定!

老人ホームでお話し

あたたかい日が続きましたね。梅の花がもうすぐ満開ですね。

今日は仕事が休みでしたので、お寺の仕事で、日出町内の老人ホームでお話しをしてまいりました。



私のお寺の宗派は、浄土宗です。

大分県内にある浄土宗のお寺の若い僧侶で構成されている、「大分教区浄土宗青年会」という会に入っているのですが、この会は、日頃の活動として、県内各地の福祉施設を訪問して、入所者のみなさんの前でお話しをさせていただいています。



今回、私は、干支(えと)にちなんで、「虎」(とら)にまつわることわざについてお話しさせていただきました。

少しご紹介しますね。


「虎」に関係することわざは多く、強さや恐さをイメージするものがほとんどなのですが、中にはこんなものがあります。

「虎は千里を行って千里を帰る」

(意味)虎は一日に千里という長い距離を行くと言うが、それでも我が子のことを思い、千里の道を帰ってくる。子を思う親心のたとえ話。


「虎もわが子を食わず」

(意味)猛獣の虎でさえ、子どもをかわいがり育てる。まして人間ならなおさら子どもを大切にしなきゃってこと。


「虎子」(とらのこ)

(意味)大切にしている金品や宝物のこと。虎が自分の子を大切にするのが語源。


以上は、子どもを大切にするという虎の生態が表れていますね。



けど、こんなおもしろい言葉もありました。


「虎になる」

(意味)酒に酔ってこわいもの知らずになること。

※虎になったこと、あると思います。




お話を聞いてくださった方々に、「年男、年女の人、はいらっしゃいませんか?」とお聞きしたら、1人いらっしゃいました。

「60歳になられるんですか?」と冗談で言うと、

今年で108歳になられるとのこと。


こんな人生の大・大・大先輩の前で、私のような若僧の者が、お話してよかったのかなぁ〜と、恐縮しながらお話を終えました。

帰りに、近くのお寺に寄って、こんなにでかいシュークリームをいただきながら、本日の反省会議をしました。